訪問介護まごのて吉祥院

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日記

「久遠」という言葉に、背中を押された日。──金澤翔子さんの個展にて

先日、京都の妙心寺で開かれていた
書道家・金澤翔子さんの個展に行ってきました。

実は、「久遠(QUON)」という作品が展示されていると聞いて、
どうしてもこの目で見たくなったんです。
弊社の社名「Quon.care」の由来でもあるこの言葉に、
改めて向き合ってみたくて。

仏教用語である「久遠」は、
“長く久しいこと”、“永遠”を意味します。
私たちが提供する介護サービスが、
一時的な支援にとどまらず、
利用者様との関係が穏やかに、永く、
心から信頼されるものでありたい──
そんな願いを込めて、この社名を選びました。

翔子さんの「久遠」の書は、
まるでその想いを代弁してくれているようでした。
言葉にならない力強さと、包み込むような温かさ。
その一文字に見入っているうちに、
社名に込めた想いが、胸の奥から立ち上ってくるのを感じました。

永く、変わらず、誰かのそばに寄り添い続けること。
それがどれほど難しく、
そしてどれほど尊い営みであるか──
この仕事を通して、私は日々学んでいます。

訪問介護は、決して派手な仕事ではありません。
けれど、一人ひとりの生活に寄り添い、
「ありがとう」の言葉に支えられながら、
共に過ごす時間が、
やがてその方にとっての「安心」や「誇り」に変わっていく。
その瞬間に立ち会えることこそが、
この仕事の最大の喜びだと思っています。

「久遠」という名前を背負って、
これからも真摯に、まっすぐに、
現場で人と向き合っていきたいと、改めて感じた一日でした。

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